MACDの特徴
MACDとはMovingAverageConvergenceDivergenceの頭文字をとった略称で、マックディーと読みます。
短期の移動平均線と、中長期の移動平均線の2本の移動平均線を元に売買の判断をする移動平均収束拡散法です。
株式売買において、25日移動平均線と75日移動平均線で株価動向を予想するテクニカル指標に似ています。
短期と中長期の移動平均線が交差する点をMACD0として、0よりプラスなら相場は上昇シグナル、0よりマイナスなら相場は下降シグナルです。
MACDの特徴として、このFX相場の価格の絶対水準とは関係なく0から離れれば離れるほど相場が過熱していると見なし、買われすぎか売られすぎかを判断材料にします。
MACDの優位性
MACDは現状のトレンドよりも過熱感を読み取るオシレータ系トレードのため、値動きが短期間に激しく上下する相場でも無駄な売買を減らすことができます。
初心者でも覚えやすく、多くのFXトレーダーが参考にしているメジャーな指標の一つです。
メジャーであるがゆえほとんどの証券会社の取引ツールに組み込まれており、自分で計算をしなくてもツールが表を作成しておいてくれます。
売り時と買い時がわかりやすいので失敗が少なく、相場の先読みがむずかしいと言われるFX取引でありながら、確実に利益をあげていける指標です。
移動平均の差という過去からのデータの積み重ねという点においても信憑性が高く、相場との感応度も高いという優位性があります。
MACDの使い方
MACDの使い方は単純で、短期と中長期の移動平均線がクロスした交差点で動きがプラスになった時に買い、動きがマイナスになった時に売ります。
株式売買の25日移動平均線と75日移動平均線が上昇しながらクロスするゴールデンクロスに買い、下降しながらクロスするデッドクロスで売るのと同じ使い方です。
MACD一つだけでFX売買を決めるよりは、他のテクニカル指標と並行して使うと更に確実に利益を出せます。
証券会社の取引ツールによってはMACDを棒線グラフで表す証券会社や曲線で表す証券会社がありますが、使い方は人それぞれ好みがあるので、様々な証券会社に登録して一番使いやすい取引ツールで売買するのが賢いやり方です。