モンタムの特徴
モンタムははずみ・勢いなどと言い換えることができます。
相場の強弱や勢いなどを分析することができるオシレーター系となっています。テクニカル指標の代表として様々な場面で使うことが可能です。
先行指標と言われているモンタムは、同様にオシレーター系として知られているCCIやMACDと同じ部類に属しています。
先行指標は予め値の動向を予想するものというわけではなく、ローソク足に先立って合図が表示されやすい指標のことを指しているものです。
確実に分かるというわけではないので気をつけましょう。
モンタムは相場の勢力が大きくなった傾向がある方向性を追ってエントリーするという特徴があります。
そのためオシレーター系でありながら順張り指標となっていますが、逆張りの場面でも利用可能です。
モンタムの優位性
モンタムにはいくつか優位性があります。優位性の一つ目はシンプルに使うことができるということです。
二つ目はボックス相場においてしっかりと機能してくれるということになります。
三つ目はオシレーター系の指標であるにも関わらず、相場がどのくらいの勢いなのかということを知ることができるということです。
そのため相場の勢いを理解してより効率よく進めていくことができます。
四つ目はダイバージェンスを発見することで価格の変動よりも先だってトレンドとなる底や天井を表示することができるということです。
モンタムが0のラインを越えて下降あるいは上昇しているときは相場の勢力が活発になっているとみなすことができます。
一方で下降や上昇が弱くなっているときは相場の勢力も衰弱していると判断できます。
モンタムの使い方
モンタムではまず最初に0が強弱を判断する基準となっています。
0よりも高ければ強気相場とすることができ、反対に0よりも低い場合は弱気相場とすることが可能です。
一番最初に覚えておきたい使い方は、0の下抜けと上抜けを売ったり買ったりするサインと考える方法です。
モンタムが下を抜いた場合は下降の勢力が強まっていると考えることができるので売るのに適したタイミングとなります。
一方で0を上抜いたときは上昇の勢力が強まっていると判断することができるため買うタイミングとして適切です。
0を抜いた方向に向かって下降したり上昇することが続いた場合は、そのトレンドが活発になっているとみなすことができます。
モンタムが何度も0を交差しているときはシグナルの役割を果たすことができなくなるので気をつけましょう。