FXのチャートでよく使われているものに、ローソク足という物があります。
これは、相場の変動を表している物です。
まず、陽線と陰線があって、陽線は白や赤で表現され、陰線は黒や青で表現されているチャートが多いです。
陽線は、ローソクの下の部分が始値、上の部分が終値を示していて、下から上に一定区間の価格が減少したことを表しています。
ローソク足の上下にヒゲと呼ばれる線があることがありますが、これはその時間帯に始値と終値を超えるものがあった場合に表示され、ない場合はローソクの範囲内ということです。
下ヒゲは、始値よりも下の価格があったことを示していて、線の位置はその具体的な幅を示していることになります。上ヒゲはその逆です。
陰線は陽線の逆で、下側が終値をしめしていて、上側が始値を示しています。
つまり、その時間帯は価格が上から下に下がったということを表しているのが特徴です。
上下のヒゲについては陽線と同じで、それぞれ陰線の範囲を超えた価格がつけられたことがあるのならはみ出して表示されることになります。
ローソク足は、チャートの時間表示の設定でどの期間の値動きが表示されるかが異なります。
分足や時間足、日足などと示している区間によって呼び方が変わるのが一般的です。
一日単位で上昇を示していたとしても、時価や分単位であれば加工している流れになっている場合もあるので、それぞれ使い分けてトレードする必要があります。
例えば、その日全体で見れば上昇しているようであれば、上昇トレンドにあるということで、現在分単位で下がっているなら買い目と判断するといったことが出可能です。
もちろん、FXの取引はそう簡単ではなく、自分が思った方向と反対の方に価格が推移することもあります。
ただ、まったく何も見ずに取引をするよりも、価格の推移の方向性を見て取引をした方が予測は立てやすくなるので、ローソク足のチャートは活用したほうが良いです。