FXにおけるオシレータ系指標「ストキャスティクス」

ストキャスティクスの特徴

ストキャスティクスには3つの種類の線が存在します。具体的には「%K・%D・%SD」の3つです。

そして更にその中で「%Kと%D」の組み合わせを「ファストストキャスティクス」と呼び、「スローストキャスティクス」は「%Dと%SD」で構成されています。

その仕組みの特徴を言葉で説明すると一定期間の価格レンジ、いわゆる最高値と最安値の差を100とした場合今現在の価格がその中でどのレベル、具体的には何%の位置にいるかを示したもの、と言うことができます。

数式で言うと%K=(当日の終値-5日間の最安値)/(5日間の最高値-5日間の最安値)を100倍することで求めることができます。

この際の5日目の%K、6日目の%Kというように日付をずらしていったものを移動平均化したものが%Dになります。

 

 

ストキャスティクスの優位性

FXに興味がある方であれば「ストキャスティクス」という名を一度は聞いたことがあることでしょう。

それほどに「RSI」や「MACD」同等に人気のあるオシレーター系テクニカル分析手法の1つなのです。

なお、その優位性としては単体でトレードに使用するにはやや物足りない存在と言える点には注意が必要です。

その優位性を存分に発揮するためには他のボリンジャーバンドや移動平均線などのトレンド系のテクニカル分析と一緒に使用する必要があります。

これにより効果的にその役目を発揮し勝率を飛躍的にアップさせることができるかもしれません。

そのような点からもFXでの取引を行う人にはその存在を理解しておくことは必須と言えます。ぜひしっかりと理解しておきましょう。

 

 

ストキャスティクスの使い方

そんな「ストキャスティクス」の実戦での使い方としては主に「3つ」あります。

まず1つ目としては「ストキャスティクス」は0に近づけば売られすぎの状況にあると判断し、一方で100に近づけば買われすぎと判断する材料に使われます。

他にも%Dが%SDを下から上へ抜ければ買いシグナルであるととらえることができ逆に%Dが%SDを上から下へ抜ければ売りシグナルであると判断する材料に使うことができます。

更に価格とオシレーターの逆行があればいわゆる相場転換のシグナルが出ていると判断することもできます。

つまり同じオシレーター系のテクニカル分析手法「RSI」と似た使い方をすることができる存在ということができるでしょう。